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香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。

 

インプラントのネジを外すにはうすれば外すことができるのか

これを必ず確認しておいて欲しいのです。

 

 

 

先日、当院でインプラントをお受け下さった

患者さんとお話しをしていた時のことです。

 

 

「どうして吉本歯科医院でインプラント治療を受けられたか?」

というお話しをお聞きする機会がありました。

 

 

するとびっくりするような

お答えが返ってきました。

 

 

「先生は、インプラントを外すための方法や

インプラントの外し方

インプラントは外せなければいけないんだ

と説明をしてくれたから」

 

とおっしゃられました。

 

 

実はその患者さん

介護施設で働いていらっしゃるんです。

ご自身の体験として

施設に入られている方に

手を噛まれてしまったことが

あるんだそうです。

 

 

とても痛くて血だらけになって

という体験があるんです。

 

 

この方は

介護の現場にいるので

口の中のバイ菌が肺に入り込み

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)になるということ。

65歳以上の死因の第1位に

肺炎が挙がってきていること。

 

そういうことまで

ご存知だったのです。

 

 

口の中を清潔にすること=健康に長生きすること

をよく実感しておられたんですね。

 

 

 

介護施設で働いている方々も

入居されている方々の

お口の中を清潔にしなければいけない

ということは

本当によくご存知なのです。

 

 

ところが

お口の中をきれいにしてあげようとしたのですが

手を噛まれてしまった。

 

当然

その施設全体での

大問題にもなったそうです。

  

 

もし皆さんが80歳になられた時

どんな状態でしょうか?

 

 

今はお若いかもしれませんが

80歳になり90歳になり、

今や100歳以上の方が5万人を超える状態です。

 

 

 

厚生労働省の「平成23年簡易生命表」によりますと

日本女性の2人に1人が90歳超まで生きる時代に

なっています。 

 

女性の4人に1人は95歳超まで生きる可能性があるそうです。

驚きですよね。

 

 

平均余命を見てみると

現在65歳の女性は2人に1人が89歳以上

4人に1人が95歳つまり5歳まで生きた女性は

平均寿命の86歳より長生きする可能性が高いそうです。

 

 

つまり退職後の生活が30年以上続くことが

例外ではない時代がやってきています。

 

 

 

この意味をキチンと理解し

仮にそういう施設に入るようになった時に

施設の方々としっかりとコミュニケーションを取り

理解し対応が可能でしょうか?

 

 

残念ながら認知症が

増えたりしています。

 

 

わからないんですね。

 

 

自分が今、何をされているのか?

ということ自体が。

 

 

施設のスタッフさんが

「今から、お口の中きれいにしましょうね」

と口の中を掃除しようとすると

・・・思わず噛んでしまう。

 

 

ガリッ

 

痛いんです。

噛む力は人によっては数10キロもの力です。

 

 

 

これがもし

総入れ歯の場合だったら

簡単に外れてくれます。

総入れ歯はくっ付いているわけではありませんから

するっと外れてくれます。

 

 

 

総入れ歯を外した口の中は

歯茎なので 

噛まれてしかも

入れ歯は外に出して

その方のお口の中から外に出して

きれいに掃除をして戻して差し上げることが出来るのです。

 

 

 

お口の中は

ほんの少しの清掃で済むのです。

何も痛くないです。

 

中には

健全なご自身の歯が何本かあって

噛まれてしまう。

 

 

噛まれてしまうから

口の中の掃除を一切できず

口の中はいつもばい菌だらけになってしまう。

そういう時に

その方のご家族と施設の方と相談したそうです。

 

往診できてくれている歯科医の先生と相談し

バイキンだらけの歯を抜いてもらい

新しい入れ歯を作ってもらうことができた

そうです。

 

 

 

問題は

インプラントがお口の中に入っている方です。

 

 

 

インプラント治療されている方に噛まれたら

どれほど大変なことになるのか。

 

 

インプラントは

よく噛めます。

よく噛めるがゆえに、

認知症になった方では

ものすごい噛みかたをしてしまうのです。

 

 

ましてやそれが

お世話をしてくれる方の手を噛んでしまう。

 

大変なんですね。

 

 

そして同じように、

ご自身の歯がある方と同じように

その先生にご相談したら

「インプラントは外せません」と言われたそうです。

 

 

外せないんです。

 

 

特に費用が安いインプラントは

インプラント本体とネジ部分が

一体式になっています。

 

 

 

費用が安いということは、

必ずそこに理由があります。

 

 

つまり工程が少なく済んでいる。

 

 

 

少ない工程というのは

一体化になっていたりして

安いには安い理由というのがあるのです。

 

 

 

吉本歯科医院で採用しているインプラントは

インプラント本体の上にネジでつないだりとか

ブロックで積み上げるような

そういう組み方をしております。

 

 

 

最初から

いかに簡単に外すことができるか

ということに焦点を当ててメーカーを選んでいます。

 

 

 

治療法を選んでいるのです。

 

 

 

外すということが

前提にあるのです。

 

 

なかなかそんなところまで

治療を受けられる方は

考えもよりませんよね。

 

 

 

もちろんこの組み立て式であったとしても

取り外しやすさと見た目は相反するものがありますから

患者さん患者さんでお選びいただくことが出来ます。

 

 

たとえばもし

外せない患者さんが本当に外そうとすれば

全身麻酔をし骨ごと削って除ける

という大手術をしないといけません。

 

 

 

吉本歯科医院でお勧めしている

ネジで留めるという方法

これはネジ1本でドライバーでもって

ドライバーを逆回転に回してあげれば

インプラントとその上に乗っている上部構造である歯を簡単に取り外すことができます。

 

 

 

 

つまりインプラント本体は

骨の中におりますが 

上の乗せている部分を

簡単に外すことができるのです。

 

 

 

そうすれば

介護施設や入院中であったとしても

上物部分をポンと外して

その部分を外できれいにしていただく、

ということが

可能なんですね。

 

 

 

とは言っても、

インプラントをされる最も多い年代の

50代、60代の方が

そんな先のことなんて

なかなか考えられないのが実際です。

 

 

 

ですからインプラントをされる選択の際に

ブロックのような積み上げ式で

ネジで留めるという方法をお勧めしています。

 

 

 ブロックで組み立て式

パーツを交換する

ということが出来るものであれば

上物を取り外すことが

できるのです。

総入れ歯のようなものを

ゴムでクリップでカチッと留める

そんな装置に置き換えることも

簡単にできるのです。

 

 

 

大きい手術はいらないのです。

 

 

簡単なネジでの交換で

済んでしまうのです。

 

 

 

そのように

将来のリフォームがどのようにできるのか?

 

 

どのようにパーツ交換ができるのか?

 

 

実はそれは将来のあなたのお身体の状態に応じて

変更すべき、

変更が必要だと、私は考えているのです。

 

 

どこのメーカーのインプラントを使うのか。

 

どのようなネジの留め方をするのか。

 

簡単に外すことが出来るのかどうか。

 

実は治療を受ける方にはあまり興味のない、

思いつきもしないお話しかも知れませんが、

私はそこは費用がかかってでも必要な部分だと考えています。

 

 

 

 

かならず確認しておいて下さいね。

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