kataban.jpg

香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院

吉本歯科医院の吉本彰夫です.

前回

「あなたが入れるインプラントメーカーはどこのメーカーなのか?」を

確認しておいて下さいねと

お話させて頂きました。

 

 

その理由もお話しました。

 

 

そんなことまで

患者側で考えておかなくてはいけないの?

と驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

しかし

いかがでしょう?

 

 

私達が生きるこの社会では

大事なことはみな

小さく説明書の注意書きの中に

書かれています。


 
 

保険を契約しても

本当に大事なこと

いざという時に大事な情報は

小さく小さく

注意書きに書かれています。

 

 

 

ただし・・・・・こういう場合には、保険がおりません」等。

ありますよね?

 

 

 

携帯電話の契約する際でも

一番大事な情報は

契約書の下か裏に小さく小さく書かれています。

 

「ただし・・・・2年間の契約期間のうちの解除した場合は違約金が必要です」等。

 

 

 

自分の資産は自分で守らなければいけないように

自分の健康だって、自分で守らなくてはいけません。

 

 

 

私の医院には

過去に他の医院さんでインプラント治療をお受けになり

今回、他の歯が虫歯になった

歯が折れた等で

来院される患者さんが

かなり、いらっしゃいます。

 

 

 

インプラントが1本でもお口の中に

入っている患者さんの場合には

できるならば

インプラントを入れた先生のもとで

他の部分の治療もお受け下さるよう

お伝えをしています。

 

 

しかし、

どうしても過去に治療した医院さんに

通うことができないケースもあります。

 

 

院長先生がもうお亡くなりになった。

医院そのものを閉じてしまった。

または

患者さんご自身が転勤や引越しなどで

通うことができなくなった

など、理由はいろいろあります。

 

 

 

ある方は

過去にインプラントをされた部分の

かぶせ物がグラグラして取れそうになり

歯茎が真っ赤に腫れあがっていました。

 レントゲン撮影をして

詳しく診せていただくと

インプラントを埋入している周辺の骨が

大きく溶けていました。

 

 

 

肉眼で歯茎を診ると

歯茎は炎症を起こしています。

 

 

 

このような状態になると

インプラントのネジをいったん外して

治療を行なう必要があります。

 しかし

この時、問題となることが、あるのです。

 

 

それがインプラントの種類と型番なのです。

 

 

患者さんのお口の中に入っている

インプラントのメーカーがどこのメーカーなのか?(これは1回目でお話しました)

そして

インプラントの種類と型番が何なのか?

 

 

これがわからないと

手をだすことさえ

できないのです。

 

 

 

メーカーが違えば

ドライバーも形状もまったく違います。

 

 

これかな?

試してみようかな?

というのは実はすごく危険なのです。

たとえば

自宅で

工具を使ってイスを作ると想像してみて下さい。

マイナスのネジに

プラスのドライバーをあてがった時に

どうでしょうか?

回そうとしても

空回りしますよね。

 

 

ですからまったく入りません。

 

 

ですがプラスのネジに

マイナスのドライバーを当てた時はどうでしょうか。

入りますよね。

 

 

回そうと思えば回せますよね。

外れないことはないんです。

 

 

ですがネジが変形してしまうのです。

外したものを

元に戻そうとした時に

ネジかドライバーかどちらかが壊れている場合には

合わないのです。

 

 

戻すことすら

出来なくなっています。

 

 

 

ネジを外すためのドライバー

これがぴったり同じ形状でないと

外したり緩めたりしてしまうことは

とても危険なのです。

 

 

 

インプラントのネジを外し

炎症を起こしている部分を

きれに掃除し、消毒し

腫れが引いてきたとしても

元に戻せないんです。

 

 

ですから

どこのメーカーのどのネジを使っていて

どのドライバーを使えば外せるかということの情報が知りたいのです。 

 

 

 

中がどうなっているのか

推定はできても

当たるかどうかは

やってみないとわからないのです。

 

 

いやいや

今はCTで骸骨が立体的で分かるじゃないか

と思うかもしれません。

 

 

 

CTはレントゲンと同じです。

硬いものが白く写ります。

ネジは白く写ります。

 

 

 

 

かぶせ物もすべて白く写ります。

 

 

残念ながらCTでは

どこにネジ山があって、

どのような形状であって、ということが

分からないんですね。

 

 

幸いにも

その患者さんがかかられた先生は

全国的にも有名な先生でした。

 

 

 

そしてあるブランドのメーカーだけを

永年ずっと正しく使われていた先生です。

本当にインプラントを正しく理解し治療された先生でしたので

お名前からおそらくこのブランドではないのか?

 

おそらくこれではないのか?

 

と推定することができましたので

メーカーに問い合わせをし香川県でそのメーカー

そのブランドを扱っている先生を紹介していただくことができ

無事そちらの先生にご紹介させていただくことができました。

 

 

一言でインプラント

と言ってもいろんなメーカーがあり

それぞれで部品が違います。

 

  

 

私はインプラント治療を受けられた患者さんは

特に一生のお付き合い

と思って対応させていただいております。

 

 

どんなネジなのか

種類や型番は何なのか?

 

経験と勘だけでは対応しきれない世界です。

 

国内で50

海外では200300社もある

インプラントメーカーです。

 

 

世界情勢に詳しい方なら

すぐにご理解いただけるかと思いますが

外資系企業は

M&A(つまり、企業の買収や合併)が

盛んに行なわれています。

 

 

あなたは入れるインプラントの種類と型番は何ですか?

 

 

必ず確認して欲しいのです。

CCI20130406_0001 (1).jpg

 


 

Follow me!