香川県 高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯の神経を取ってしまった歯は
非常に折れやすくなります。
歯が折れた
歯の破折ということでお越しになられる患者さんのお口を診せて頂くと
折れた歯はもうすでに死んでいる歯であることは多いです。
歯の神経を取った歯は
生きた歯から、死んだ歯になっています。
歯の神経を取った時点で
その歯の強度は10分の1まで落ちます。
歯の神経の中には神経以外にも重要な血管が流れています。
この血管から歯の中に必要な栄養分が送られているのです。
歯の神経と取るということは
歯の神経の中にある血管も一緒に摂り除きますね、ということを意味します。
神経を取った歯は
枯れ木のような状態です。
噛む力はありません。
今までと同じようなお食事をしていたり
硬いものを噛んでいたら
すぐに
歯が折れる
ということになってしまいます。
特に奥歯は噛む時に
想像以上の強い力が加わっています。
噛む力が断続的に続けば
歯が受けるダメージは大きく
歯が割れたり、折れたりするのは
時間の問題です。
歯が折れたら
次は、もう歯を抜くしかありません。
歯の根っこ部分が残っていれば
歯を抜かずに保存して治療することもできますが
一般的には「すぐに抜歯です」と診断されることが
ほとんどです。
歯の神経を取った歯は折れやすい
ということを知って下さい。
インプラント治療も「かみあわせ」をきちんとすることを考慮し
治療計画をたてていないと、将来必ず故障します。
歯科治療で最も重要なことは「かみあわせ」です。