えば奥歯の神経(根っこ)の治療、保険治療では歯の神経(根っこ)は3本である、ほとんど3本であるということが、教科書に書かれております。
ですから、歯の根っこの治療(歯の神経治療)は3本までしか算定することができません。
仮に4本目5本目の根っこ(神経)があって治療したとしても、です。
しかし、実際には、歯の根っこ(神経)に4本目、5本目というのが見えるのです。
保険制度が決まった時には、そんな4本目の根っこ、5本目の根っこ、そんなの見えていない。
あってもすごく稀だから、そんな治療は普通の治療においては必要ないと考えられていたのだと思われます。
ところが
見えてしまうのです。
先ほどのように見えてしまうのです。
https://www.8181118.com/director/2016/01/post-105.php
(↑4本目の歯の神経の入口がみつかりました)
私の医院には
「歯の神経治療を終了したはずなのに、まだ痛みが止まらない」
「神経を取っているのに痛いと訴えるなんてどうかしている、と怒られた」
という方が西日本各地からお越しになられます。
当たり前ですよね、
治療していないんですから、
4本目、5本目の神経は触っていないままだったから痛かったのです。
歯の神経治療というのは、口の中のバイキンが歯の神経にまで行き渡ってしまい、歯の神経が腐っていたり、または腐りかけている状態の時に必要とされる治療です。
過去に受けた神経治療で完全に腐食した神経が取りきれてない状態のまま被せ物をしてしまった時,被せモノの境目からバイキンが入り込んでくるなど再発する可能性は十分にあります。
どんなに自由診療でセラミックス等の高価な材質で詰め物を被せたとしても、きちんと神経の治療を行いバイキンがいない状態に消毒処理をしていないと、近い将来再発をしたり、最悪の場合には、せっかくの高価な被せモノをしている歯であっても抜歯しなくてはならないことになってしまいます。
歯の神経治療は将来あなたがご自分の歯を残すことができるかどうかのとても重要な治療なのです。
歯の神経治療をきちんとしているかどうかで将来あなたが多くの歯を失っていくか、ご自身の歯を残せるかどうかが決まるのです。
ですので,小さい字を見るために皆さんメガネを掛けます。
それと同じで吉本歯科医院では顕微鏡を使ったり、ルーペを使ったりします。
歯の神経治療はあなたが将来ご自分の歯を失わないためのとっても重要な治療であることを
どうぞお知りになって下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=sBNdWQuuU7Y&noredirect=1