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香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
虫歯になり歯医者に行き
悪い部分を削って詰め物や被せ物やブリッジをして
歯が入れば治療はおしまい。

ああ、やっと歯が治った。
そう思われている方はとても多いです。
歯医者で治療した歯の寿命は何年くらいもつか
ご存じですか?

こんな話をすると
患者さんは「え??」と驚かれます。
実はほとんどの患者さんはご自分が受けた歯科治療の耐久性をご存じありません。
治療する歯の寿命を知らずに歯を削って詰めたり被せたりブリッジをしたりしていることが
ほとんどです。
 
これはよくある歯科医院での出来事です。
ある患者さんは歯を1本抜歯しなくてはいけない状態になっていました。
抜歯した1本の歯を補うための選択肢としてブリッジ治療を選択しました。
ブリッジ治療とは失った歯の両隣の歯を削り、
その歯を土台として人口の歯で「橋げた」のようにつなぐ治療法です。
ブリッジ治療では両隣の健康な歯を虫歯でもないのに大きく削る必要があります。
見た目は自分の歯と同じように再現されるため、
歯を失った方はこのブリッジ治療を選択されることは多いです。
しかし、ブリッジ治療を選択された方は
数年後に必ず悲劇がやってきます。
その時はじめてご自分が選択した「ブリッジ治療」とはどんなものだったのか?
ということをい知らされるのですが、もはや後の祭りです。
次の図をご覧ください。
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【インレー・クラウン・ブリッジの寿命】

歯科修復物の使用年数に関する疫学調査です。
簡単に言えば
「患者さんのお口の中に入れた被せ物や詰め物の耐久性は何年?」
ということです。


インレー(金属の詰め物) 約5年
クラウン(金属の被せ物) 約5年
ブリッジ(失った歯の両隣の歯を削って土台にしてつなぐ治療) 約7年
 
一生どころか、たったの5~7年です。
 
この患者さんはその後どうなったでしょうか?
ブリッジ治療をするために土台にした両隣の歯が痛みだしました。
もともと神経に近い部分まで大きく削り取ってしまっているので
痛みが出た段階ではもう「歯の神経を抜く」治療しかありません。
 
虫歯でもない健康な歯を
ブリッジ治療の土台にするからという理由で大きく削り取ってしまったため
失った歯の両隣の歯の神経まで抜くことになってしまったのです。
 
これは決して珍しい話ではなく
今日も日本中の歯医者さんであたりまえのように行われている治療です。
今、日本中の歯科医院で行われている歯科治療の8割は
過去に行った治療の再治療です。
つまり、治っているのではなく「再発」が当たり前。
そして「再発」した時には過去の治療よりも事態はもっと深刻になっているというのがあたりまです。
悪い部分を削って詰めて被せる
という治療を繰り返している限り、あなたは将来多くの歯を失ってしまうことになります。
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