歯がグラグラして歯茎が痛むのは歯周病？それとも歯軋りが原因？

歯がグラグラして歯茎が痛むのですが

これは歯周病でしょうか？

歯ぎしりがひどいので歯軋りが原因でしょうか？

というご相談とても多いです。

考えられる原因をお話しますね。

歯周病とは歯を支えている骨が溶けてなくなっていく病気です。歯周病が進行すると骨が溶けてなくなっていくため骨の上に覆いかぶさっている歯茎も一緒に下がります。また歯周病の治療として歯の深い部分を掃除する治療を受けた場合も歯茎が下がったように見えます。これじゃ歯周病治療をしたことによって歯茎が下がったのではなくそれまでぶよぶよと赤く腫れていた歯茎が治療により引き締まったことにより起こる症状です。

とても多いのですが、歯をキレイにしようとして強く乱暴な力で歯ブラシをしてしまうと歯茎を傷つけてしまい歯茎が下がります。正しい歯ブラシの仕方をしていない場合や、間違った電動歯ブラシの使い方をしている方に多いです。

盲点となっているのが「噛み合わせ異常」です。歯茎が下がってしまったとご相談にお越しになられる方のお口の中を診させて頂くと多くの方が「噛み合わせ異常」により歯を破壊していることがあります。

例えば老齢になるとと身長がだんだん縮んできますよね？これは全身の骨が縮んできたということです。顎の骨も同じです。顎の骨が痩せてくるんです。当然、骨の上に覆っている歯茎も同じように下がってきます。加齢によって歯を支えている骨だけでなく全身の骨は縮んでいきます。

歯がグラグラしてきたり

歯茎が痛んだりする場合には

まずはお口の中に

そうなる根本原因が何なのかを

突き止めることが第一です。

多くの方が歯周病は「年だからしょうがない」と思われています。

老化すれば歯槽膿漏になって歯茎が痛んだり歯がグラグラして抜けるものだと思っています。

もちろん加齢により歯茎が痛んだり歯がグラグラしてくることもありますが

加齢以外の原因を見落としている方は多くいらっしゃいます。