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香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 

吉本歯科医院の吉本彰夫です。


歯茎が腫れているのが何か病気でしょうか?

歯茎がどんどん下がってきているのですが
原因は何でしょうか?

というご相談でお越し下さる患者さんは
多いいらっしゃいます。
歯茎の腫れは
ある程度の年齢を重ねて方であれば
誰でも経験したことがあるかと思います。
ちょっと歯磨きをさぼっていたり
するだけでも真っ赤に歯茎が腫れて痛みがでたします。
歯茎の腫れが単に掃除ができていなかっただけなのか
それとも重度な病気が隠れているのか
ご不安になってしまいますよね?
まず歯茎が腫れてしまう7つの原因をお話します。
歯茎が赤く腫れてしまう原因は次のとおりです。
①歯磨きができていないための炎症
歯磨きができておらず歯茎が炎症を起こし赤くプクリと腫れてしまっている状態です。
妊娠期の女性はホルモンバランスの影響による少しの細菌で歯茎が腫れてしまう場合があります。
歯肉炎になっている状態です。

②歯周病の進行
歯肉炎から進行すると歯周炎という状態になります。
歯周炎になると歯を支えている骨が溶け始めます。
歯を支えている骨が溶けはじめ破壊されると歯と歯茎の境い目の溝が深くなります。
歯茎が下がったように感じる場合もあります。
溝(歯周ポケット)の中は細菌の温床となってしまうと
歯周病がどんどん進行します。
歯茎の炎症をたびたび繰り返しはじめます。
③歯根破折(歯の根っこが折れている状態)の場合
歯根破折とは歯の根っこが折れてしまった状態です。
激痛を伴う場合もあります。
このような状態になると多くは抜歯しかないという診断になります。
放置しておくと割れた歯の根からばい菌が入り込み何度も歯茎の腫れを繰り返します。

④根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)
根尖性歯周炎とは歯の根っこの先が炎症を起こしてしまい膿が溜まっている状態です。
歯根の中に細菌が入り込み膿が溜まります。
過去にした歯の神経治療後、何年かして症状が出ることが多いです。
⑤歯石が溜まって炎症
歯の汚れを放置しておくと1週間程度で歯石に変わります。
歯石が溜まっていると歯茎は炎症を起こします。
腫れた状態がずっと続いている状態になります。
常に歯の表面や歯や歯の隙間に硬い石のような汚れがついている状態ですので
どんなに自分自身で歯みがきをしても歯茎の炎症は治まりません。

⑥歯の被せ物が合っていない場合
歯の被せ物が合っていないと歯茎がいつも腫れた状態になっている場合があります。
詰め物や被せ物が合っていない場合には常に、隙間や段差がある状態ですので
そこに細菌が繁殖していきます。


⑦薬の副作用
けいれんを止める抗てんかん薬、自己免疫の病気に使われる免疫抑制剤の薬を
服用されている方は歯茎が腫れることがあります。
薬の副作用の場合には歯磨きをしても歯茎の腫れがおさまることはありません。
まずは
歯茎が腫れた原因を突き止めることが
重要です。

原因を突き止めることで

無駄な治療をしなくてすみます。

http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php

原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです。

 

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