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インプラントって何ですか?というご質問にお答えしますね。

インプラントとは体内に埋め込む医療機器や材料および治療方法のすべてのことなんです。

歯がなくなった場合に顎の骨に埋め込むものは歯科インプラント人工歯根です。

人工関節など、膝関節に埋め込むものは膝インプラント。美容目的で体内に埋め込むものを総称してすべてインプラントと言われています。

歯科におけるインプラントとはどういうものなのかお話しますね。

歯科のインプラントとは?

インプラントというのは英語で「implant」、しっかり差し込むという意味です。医学用語では移植するという意味です。歯科用インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことです。顎の骨に埋め込まれたインプラントは、平均3~6ケ月の治癒期間を経て骨にしっかり結合します。今までの日本人であれば、歯を失った時には入れ歯かブリッジという選択しかありませんでした。しかし第2の自分の歯と言われ、ご自分の歯と同じようにお食事を楽しむことができるインプラントは多くの方が関心を寄せています。

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インプラント治療の長所と短所

インプラント治療の最大の特徴は手術が必要であるということです。骨とインプラント体がくっつくまでの期間が必要なため治療期間も長くかかります。そして自由診療のため費用は高額になります。それがインプラント治療の短所であります。 しかし、最大の長所があります。それは「自分の歯(天然の歯)」に近い機能(噛める)や審美性(見た目)の回復が可能であるということです。 人生100年時代を迎えた今、歯を失った後、30年~40年近くどんな生活レベルで過ごすのかを考えた時入れ歯やブリッジで噛めない、見た目が悪い状態で過ごすことを我慢し続けることができないという方は非常に増えてきました。日本人の生活の質が高くなってきた今、審美性、機能性を求める流れが広まっています。インプラントは、質の高い生活レベルを維持したいという方にとって要望に応えることができる治療と思います。

インプラント治療の流れ

①血液検査、心電図検査
インプラント手術をする上で、必要な項目を検査して頂きます。総合病院に紹介状をお書きします。検査に問題がなければ手術日を決めます。一般的な健康診断で実施されているより多くの検査項目が必要です。結果によってはインプラント手術ができない場合もあります。

②CT用ガイド型取り
CT撮影時、口腔内に装着する取り外し式の透明な入れ歯のようなものです。

③CT撮影、骨密度検査
通常の歯科用CTでは、数ミリ以上でしか撮影ができません。骨の硬さの情報が得られません。0.5ミリ単位で骨の硬さや情報を含めた撮影ができる高額な医科用CTスキャナーがある総合病院にて撮影を行います。手術を成功に導くために必要な工程だからです。

④3D立体構築画像検査
医科用で撮影したCTデータでは、神経、血管がはっきり写りません。血管が大きいものと他に小さいものが複数あり、3D画像では3次元で立体的に診ることができます。実際に手術をする前にコンピュータで最適な場所を見つけます。歯科用CTで撮影されたCTデータでも3D立体構築画像検査を行なえます。しかし骨の硬さの情報が得られるのはわずか数社のみです。手術時に口腔内に入れる模型を作製します。

⑤歯科麻酔医師のカウンセリング
手術前に歯科麻酔医師より血液、心電図検査結果にもとずいてご説明をします。手術で使用する精神鎮静法麻酔についても説明します。

⑥一時手術

あごの骨にインプラントを埋め込みます。

⑦治療期間

一次手術後、3~6ヵ月の治癒期間をおくことで、インプラントと骨が強い力で結合します(オッセオインテグレーション)。この期間、仮の歯を使用していただきます。

⑧二次手術

歯ぐきを開いて人工の歯(インプラント体)を取り付ける準備をします。この状態で、歯ぐきが治るまで1~6週間おきます。

⑨人工の歯を作製・装着

歯ぐきが治った時点で型を取り、人工の仮の歯をつくります。形や色などは患者さんに合わせて作製し、インプラントに取り付けます。スクリューで固定します。この他、人工の歯をセメントにより固定する方法もあります。

⑩メインテナンスと定期検診

インプラントで治療した部分に限らず、口の中を衛生的に保つ必要があります。ブラッシングの方法などについて適切な指導を受け、また半年に1回程度の定期検診を受けて、インプラントや人工の歯の状態、噛み合わせを確認します。

インプラント治療をする前に患者さん側が確認しておくべき7つのことをまとめています。ご覧下さいね。

https://www.8181118.com/implant/

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