香川県高松市の

噛み合わせ専門歯科医院

吉本歯科医院の吉本彰夫です。

 

吉本歯科医院ではインプラントを他医院で受けられた方から

ご相談を頂くことが大変多いです。

お話をうかがっていくと

インプラントを受けられた患者さんご自身が

ご自分が受けられた治療の内容をご存知ない

知っておくべきことを

ご存知でないケースが非常に多いのです。

 

 

「え?そんなこと患者側が知る必要があるの?」

と、思われるかもしれません。

 

 

はい、そうです。

患者さんご自身が、

知っておく必要があるのです。

 

 

治療をお受けになり

その後、

死ぬまで

そのインプラントをお口の中に

入れているのは患者さんご自身なのですから

当然といえば、当然です。

私は、インプラントを1本でも入れたなら

一生その先生にお口の中を

診て頂くことが一番だと、考えています。

 

 

しかし、残念ながら

■かかっていた先生が医院を閉じ診てもらえない状況になった

■転勤になった

■引越しすることになった

■その先生のところに行きづらい

 

など、いろいろなことで

一生診て頂けないことは

出てくるのです。

 

 

または

やむなく介護される状態になることもあります。

自分で歯の手入れが

できなくなる状況だって

想定しておかなくてはいけません。

 

 

 

 

私たちは、死ぬ時まで

「食べる」ということが続きます。

しかし、口の中の歯の状態は

どんどん変化していきます。

 

 

どんどん噛めない状態へと

ドミノ倒しのようになっていくのです。

 

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歯を失わないためのメールセミナーも合わせてお読み下さいね。

 

 

そうなった時、

困り果ててしまわないように

あらゆる手を打っておくことは

元気で長生きを現実のものとするために

とても大事なことなのです。

  

 

先日、5年以上前に

他医院でインプラントをした患者さんが

お越しになられました。

インプラントを入れた部分の

かぶせモノが外れて困ってしまった

とのことでした。

 

 

インプラントを入れた部分の

歯茎はまっ赤に腫れています。

 

かむと顎が痛い。
頭痛がひどい。


こんな状態になってしまって

「なんとかして欲しい」

というご相談です。

 

 

このようなご相談は

日常的によくあるご相談です。

 

インプラント治療をされた医院さんへ

まずはご相談下さい

と申し上げました。

  

 

本来は、

インプラント治療をされた先生に、

修理、メインテナンス

お願いするのが一番なのです。

 

 

 

しかし、それが叶わない場合には

まずは

このことを聞いてきてくださいと

お話します。

 

 

「どこのメーカーのインプラントなのか?」

 

 

問題が起こっているには

必ず原因があります。

 

では、

インプラントが故障したり、

トラブルがあったりした場合に

 

 

「インプラントをはずせばいいではないか?」
「もう一度やりなおせば良いではないか?」

と単純に思いませんか?

保障もついているから。

 

しかし、

そのように単純なものでは

ないのです。

 


インプラントはただのネジです。

 

 

まずはそれを知って下さい。

 

 

そのインプラントとなるネジを製造している

インプラントメーカーというのは

国内で50社

海外では200~300社

にのぼります。

主流なメーカーのほとんどが

外資系の会社です。

 

 

 

世界情勢に詳しい方なら

すぐにご理解いただけるかと思いますが

外資系企業は
M&A(つまり、企業の買収や合併)が

盛んに行なわれています。

 

 

今では日本も珍しい話ではなくなりました。

 

 

インプラントメーカーも

例外ではありません。

 

 

これだけ多くのメーカーがあれば

合併されたり

会社が消滅するなどの

浮き沈みがあるのが現状です。

このことは患者のみなさまにとっても

知られざる気になる問題を含んでいます。

 

 

どこのメーカーのインプラントを使うのか?

 

治療を受ける方には

あまり興味のない

思いつきもしない

お話かも知れません。

 

しかし、私はそこは

とても重要な問題だと

考えています。

 

 

 

それはそのメーカーのインプラント医材がなくなり、

いざという時に

再治療ができなくなる可能性がない

とは言い切れないのです。

こんなことを体験したことはありませんか?

電化製品を長く使っていると

一部が壊れ

その部品を取り寄せようと思っても
その製品が製造中止になり

部品がないということが。

 

去年買ったばかりのカメラなのに、

もう今年はない

吸収合併されてしまった

という会社は珍しくはありません。

 

 

また、会社が倒産したと同時に

もう「今ではその商品は製造中止になりました」

ということはよくあります。

 

 

さあ、そこで考えて下さい。

 

もしあなたの口の中に埋め込んだ

インプラントのメーカーが

すでにもう倒産して

消えてなくなっている商品の

インプラントだとしたら、どうでしょう?

もし

何かしらの故障や不具合があった場合に

「一旦インプラントを外さないといけない状況になった時

インプラントをはずすことさえ

できません。 

 

先ほども申し上げましたとおり

インプラントはただのネジだから、です。

 

 

ネジを外すには

そのネジを外すための

同一メーカーのドライバーが必要なのです。

 

ご自分が入れたインプラントメーカーが

どこのメーカーのものかによって

修理ができる場合とできない場合が、

あります。

車に例えてみましょう。

 

 

あなたの車がベンツだとしたら

故障した時には

ベンツの部品を使って

修理しなくてはなりません。

 

ベンツには

ベンツ専用の部品があるのです。

トヨタの車にはトヨタ専用の部品を使って

修理しなくては、なりません。

 

インプラントもネジですが

インプラントとかぶせ物の歯も

「ネジ」で固定されています。 

修理したり

深部まで掃除したりするには

ネジをほどいて

かぶせ物を外して

掃除する必要があります。

 

しかし

そのネジを外すドライバー

というものが

各メーカーにはあります。 

 

各メーカーは自社の商品を使い続けて欲しいので

ネジ山を特殊形状にして

他社のドライバーでは外せないように

しています。

つまり、

メーカーが違うとネジを外すことさえ

できません。

 

吸収合併を繰り返してきたメーカーの中には

同一メーカーでありながら

何種類もドライバーが存在している場合もありますし

すでに製造を中止している部品もあります。

 

骨を大きく削ってインプラント本体を外す対応

しかできないことまでありえます。 

その先生がどこのメーカーの

インプラントを埋入するのか?

ということは

実は将来的にはとても大きな問題です。 

インプラントをする際には

10年後や20年後や将来

もし「インプラントを外した方が良い状況になった時に修理ができるのか?」

というこの視点を持って選択する必要があります。

 

修理修復ができるのかどうか?

ということです。

現代は100歳以上の方が

何万人も生活されていらっしゃいます。

 

本当に50年後にも

そのインプラントメーカーは倒産していませんか?

ドライバーを取り寄せられますか?

  

 

あなたが入れるインプラントはどこのメーカーのものですか?



必ずご自身でご確認をなさって下さいね。

 

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