香川県高松市の

噛み合わせ専門歯科医院

吉本歯科医院の吉本彰夫です。

 

親知らずという歯をご存知でしょうか?

 

親知らずは、

痛くなければ抜かなくてもいい

もし

歯がなくなった時に使えるから抜かずにおいておこう

親知らずは抜くと痛そうだし、

抜くと腫れそうなので抜かずにおいておこう
という方はとても多いかと、

思います。

 

また、親知らずが虫歯になったというわけでもないのに

なんで抜かなくちゃいけないんだろう?


そう、思われる方がほとんどです。

実際に、私の医院にも

「親知らずって、抜いた方がいいんですか?

それとも抜かずにいた方がいいんですか?

というご質問は多く頂きます。

 

噛み合わせを専門にしている立場から

親知らずについてどう考えているのか、

お伝えさせて下さい。

 

 

動画でご覧になる方はこちらをクリック下さいね。

https://www.8181118.com/movie/movie1.php

親知らずは、抜いた方がいいと、

考えています。

 

縄文時代の方の遺骨を

見せてもらったことがあります。

 

縄文時代の人々の親知らずは、

きれいにまっすぐ、生えていました。

 

しかしながら、

私が診せて頂いた何万人という患者さんの

親知らずはズレて生えているんです。

そして、他の歯に対して「悪さ」をしています。

親知らずだけがダメになるのではなく、

他の歯に対して悪い影響を及ぼしているんです。

 

 

親知らずはこのように

横に向いて生えてくる方が多いんです。

これはレントゲンを撮影してみないと、

わかりません。

 

そして、横から押されていくわけです。

親知らずが出てこよう、出てこようとする力、とっても強いんですね。

 

ぐぐぐっと押されてしまいます。

 

8番目(親知らず)が

7番目、6番目、5番目と

順々にどんどん押してまるで

ドミノ倒しのように歯を崩していくのです。

満員電車に乗っていると、

想像して下さい。

隣の方がぐぐぐぐっと押してきますよね。

そこであなたのカバンがはさまったとします。

 

少々の力では取れないですよね?

抜けないですよね?

ものすごくひっぱってもなかなか取れないですよね?

お口の中でも同じようなことが、

起こります。

親知らず(8番目の歯)がお隣の7番目の歯をギュッギュッギュウと押します。

7番目の歯が押されるとお隣の6番目の歯が押されます。

この状態になると

歯と歯の間に大きな力がかかり

汚れやバイ菌が詰まります。

頑張って歯ブラシするんだけれども

実は汚れやバイ菌は取れないんです。

さらに、悪いことには

噛むことによって

上から下へ

上から下へ

ガンガン噛むことによって

どんどんバイキンが下へ下へと押し込められていくのです。

そうすると、歯を支えている骨が

押し込められたバイキンによって溶けてしまうんです。

 

支えがなくなってしまう。

骨という支えがなくなってしまうとどうなるか?

噛めなくなってしまう

のです。

8番目の親知らずがどんどん隣の歯7番目、6番目と押していきます。

横から押されどんどんバイ菌がたまります。

バイ菌がたまると歯が溶けます。

さらに、横からの力がかかることで穴があいてしまいます。

穴があくので歯は壊れます。

穴があくとそこからバイキンは入り放題です。

穴があいたところから

バイ菌が入り

痛みが出始めます。

痛くなったら、歯医者さんに行きますよね?

 

歯医者さんに行くと虫歯を削って詰め物をします。

しかし、

削って詰め物をしても

横に生えている親知らずがどんどん押す力は止まっていませんので

治療した部分がまた壊れるということを繰り返すのです。

 

場合によっては

詰め物が取れてしまいます。

詰め物が取れたら

みなさんはまた

歯医者さんに行きますよね?

 

そうするとまた

削って詰めて治療します。

 

小さな詰め物では弱いので

今度は大きな被せ物を被せます。

しかし、また横に生えている親知らずが

押してくるので同じことです。

今度は被せ物が壊れ外れるのです。

 

神経が生きている歯であれば

どんどん歯がしみてきます。

 

 

隙間があいていますから

どんどんバイ菌が入り放題です。

 

痛みがおさまらなくなってきます。

 

痛みがおさまらなくなると

「これはもう歯の神経を取らないといけない」

という診断になってしまいます。


歯の神経を取ると

その歯にはもう栄養が行き渡らなくなりますので

歯の強度は一気に落ちます

 

 

歯の神経を取るとどうなるの?動画をご覧下さい。

10分の1程度まで、

落ちます。

 

そして、

歯の神経を取ってしまうと

痛みそのものを感じなくなってしまいます。

 

歯の根っこが割れてしまい結局は、

歯を抜かないといけなくなってしまう

という最悪のことが、起こるのです。

根本原因である親知らず

放置したまま

または、

奥歯の歯の痛みや虫歯のような症状を

親知らずが押してきていることが原因だと知らないままずっと、

虫歯だと思って治療を繰り返している方がいらっしゃいます。

 

 

何度も治療を繰り返すことにより

最終的には歯を抜かないといけないことになっている

というケースは決して少なくはありません。

20代、30代のお若い方であってもこのようなことが、

お口の中で起こるのです。

 

歯を失ってしまうということの最初の原因が

実は親知らずを抜かずに放置していたからだったということは、

多いのです。

 

 

 

https://www.8181118.com/oyas
hirazu/

噛み合わせ専門 吉本歯科医院の親知らずへの考え方

 

 


 

専門が変われば診断が変わります。

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