まず患者さんにはCTを撮影していただきます。
私の医院においては、
わずか1本のインプラントを埋入する場合
においても、10本のインプラントを埋入する場合においても、
すべての患者様に血液検査や心電図検査、
そしてこのCT検査を受診していただくこととなっております。
そしてCT検査の結果、このCTデータから
3D立体構築画像変換検査を行います。
これによりレントゲン写真のような平面の写真では把握しにくい
立体的なガイコツのような状態を確認することが出来ます。
また
■骨の中にある神経や血管がどこにどのように走行しているのか?
■どこにインプラントを埋入すれば問題が起こるのか。
神経、血管を傷つけないようにするにはどのようなサイズのどのような太さの、
どのような所にインプラントを埋入すればいいのか?
そのようなことを手術前に確認することが出来るのです。
車で言えばナビゲーション、
カーナビだと思ってください。
このナビゲーションの精度を上げるために、
サージカルガイドという指標を作るのです。
精度や誤差の問題もあります。
もちろんナビゲーションが正しい道を
教えてくれたとしても、それを運転する人が
正しく丁寧に運転を行わなければ、
当然事故が起こるのです。
私の医院では上顎洞底挙上術いわゆるサイナスリフトや
オールオンフォーといった、比較的難易度の高い手術を行っております。
これを他の先生方がどのように練習すれば習熟出来るようになれるのか?
CT撮影を行ったCTデータ、そこから実際に手術される患者さんの顎の骨を顎骨模型として作製するというものです。
顎模型です。
実際にガイコツ(骸骨)のような模型を医院で見られたことがあるかも知れませんが、
そのような一般的な顎の骨ではありません。
実際に手術を受けられる患者さんの顎の骨であります。
皮を剥いでとか、骨の状態を手術の前に見ることは出来ません。