香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
先天性欠除歯について
お話します。
もともと
大人の歯が
生えてこられない方がいらっしゃいます。
私が小学生の頃は
1学級40人
そしてその中で
1人くらいでした。
ところが現代は
増えてきています。
専門用語では
「先天性欠除歯(せんてんせいけつじょし)」と言います。
かつては
30人~40人に一人でしたが
最近の調べでは
10人に1人が歯が足りない
という方が増えています。
特に前方から数えて
2番目の歯と
5番目の歯が
足りない方が多いです。
子供の歯だけど
大人の歯がないから
しっかりと長く使って下さいね
と言われ
そのまま経過を見られてきたという方は多いと思います。
しかし
はやめに何らかの手を打っておいた方がいいと
私は考えています。
こちらは
子供の歯があって
その下に大人の歯が控えている写真です。
反対側は
子供の歯はありますが
大人の歯が見当たりません
つまり
もともと
大人の歯が
骨の中に控えていない
生えてこない
ということです。
ですので
歯ブラシをしっかりして磨いて下さいね。
大事に子供の歯を使って下さいね。
とおっしゃる先生も多いのですが
専門性の考え方の違いですが
私は
あまり「おいておく」「何もしないままでいる」というのは
リスクがあると考えています。
この方は
子供の歯の大人の歯に囲まれて
見えなくなっています。
何が
起こってしまったのでしょうか?
イメージして下さい。
電車にお子さんが乗っていると思って下さい。
そこへ大人が
流れ込んできて
満員電車になっちゃった
そのように
イメージして頂くとわかりやすいかと思います。
子供の歯より
後から大人の歯が生えてきていますから
その中で押し沈められてしまいます。
歯は簡単に沈んでしまいます。
この方は
こんなにも歯が足りません。
歯の根っこの長さに注目すると
短い・短い子供の歯です。
後ろは大人の歯が生えてきました。
後ろから手前に大人の歯が倒れてくると
簡単に子供の歯は
埋まっている根っこが短いですから
簡単に押し倒されてしまいます
もともと大人の歯が生えていないから
ただ歯ブラシをしておいてくださいね
ということだけでは
防げないことがあります。
先天性欠除歯のご相談は
こちらまでお送りください。