セラミックの歯と歯軋りの関係|高松市の審美歯科なら吉本歯科医院

香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。

白くて綺麗なセラミックの歯にしたけれど、数年で歯が割れてしまった、または、セラミックを被せている歯の根っこごと折れてしまった、とご相談にお越し下さる患者さんがいらっしゃいます。せっかくお金と時間をかけてキレイにしたセラミックの歯はできるだけ長くその寿命を延ばしたいものです。

セラミックやジルコニア、どんなに良い材質を使っても歯軋りや咬む力が過剰にかかってしまうと歯は必ず割れたり破壊されたりしまいます。

セラミックの歯にとって一番の天敵はなんといっても歯ぎしりや食いしばりです。

どんなに歯磨きをしていても「歯軋り」や「喰いしばり」「咬みあう歯の力」は予防することはできません。

吉本歯科医院ではセラミックやジルコニアがお口の中に入った後には必ず破壊防止用のマウスピース(ナイトガード)の装着をお願いしています。マウスピースは作ったことがあるが違和感があるから使えていないという方は多いのですが、それは本当に危険です。最近では非常に薄いマウスピース(ナイトガード)や下側のマウスピースも作ることができます。今まで違和感があってマウスピースを使えなかったという方もご相談下さい。マウスピースは必ず必要です。

歯軋り 歯のすり減り 歯の破折 防止する夜間のマウスピース|高松市の吉本歯科医院

実は私たちは寝ている間、誰でも全員歯軋りをしています。寝ている間に無意識にしています。その歯への負担は、なんと女性でも100kg男性だと200kgを超えるとも報告されています。人間は、起きている間は意識がありますので歯に加わる力は、強くは噛めません。それに対して、寝ている間は何倍もの力が歯にかかり続けているんです。こんな強い力が歯に何十年もの間、かかり続けたのならどんなに良いセラミックやジルコニアの歯が入っても予防していなければ将来かならず破壊されてしまうのです。

差し歯の土台が歯根破折で抜歯|高松市の吉本歯科医院

歯には100kg以上の力が加わるので、とてつもない力となります。この写真ではマウスピースが割れて穴が開いています。たった数カ月でマウスピースがこのように割れたり穴が開いたりすることはあります。マウスピースはあなたの歯が割れる「身代わり」となって壊れてくれるものです。マウスピースは割れたり穴があいたりしても修理したり再作製すればいいだけ、です。つまりはお金で解決できます。しかし、あなたの歯はやり直しができません。セラミックの歯が割れたり欠けたりした場合には、歯をまた一層削り取って綺麗な面をだして治療する必要があるのです。セラミックや金属の治療した後は、マウスピースやナイトガードの装着が必要になります。

多くの方は最初マウスピースを使い慣れていないため、違和感を感じることが多いのです。しかし、一度でも歯の破壊を経験された方は「恐ろしくてマウスピースをしないで眠ることはできない」とおっしゃいます。歯が割れる時は一瞬です。ご自身にとって最適なマウスピースは人によって違います。ぜひあなたもご自分に合ったマウスピースを見つけ毎晩装着する習慣をつけて下さいね。

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